佐嘉神社
【鎮座地】
佐賀市松原町2-10-43
【祭神】
鍋島直正命・鍋島直大命
【祭礼】
例祭(10月12日)
【社宝】
短刀(銘肥前忠吉・直正公所持品・県文)・カワウソの像
【由緒】
神事と芸能 鰤祭(12月31日)
祭神直正命は、文化11年江戸藩邸に生まれ、天保元年襲封以来、藩政を改革して救世済民に尽くし、海辺警備の新策を幕府に建言し、大砲・鉄砲の鋳造、火薬の製造、蘭学寮、海軍方の設置、文運の開発に、北海道の開発、有明海の干拓、殖産業の原動力に力を効した。版籍奉還に際しては、薩長土の三藩と共に連携し、率先してこれを遂行し、次いで議定に任じ、廟堂の枢機に参画した。維新の翌年、明治政府に金70万両・軍艦12隻を献納し、日本近代国家の基礎を作った。明治4年薨じ、その30年祭にあたり、従一位を追贈された。これより先、明治6年その徳を慕って神祠を建立し、松原神社と称した。同8年県社に列し、昭和8年現在地に遷座し別格官幣社に列せられた。のち直大命を合祀。直大命は父の意志を継ぎ料学の研究、我国最初の石炭採堀をなし今日の工業・産業の基礎を作った。(神社本庁別表神社)